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2004年6月 3日, 木曜日

『勝手連』

040603.jpg回も前回に続いてパッションの話しをしよう。私は妻と共に映画「パッション」の試写を観に行った。会場には映画の関係者やジャーナリストらしき人たちが招待されていた。私たちは試写室の最上段に並んで座った。ここなら会場の雰囲気がよくわかるし、たとい自分が泣いたとしても周りに気付かれる心配がないから安心だ。さて、ストーリーが進んで30分くらい経っただろうか。早くも隣にいる妻がハンカチで涙をぬぐい始めた。早いなぁと思いながら、自分は泣くようなことにはならないだろうと冷静に映画に集中していた。しかし、無理だった。母マリアが幼年のイエスを抱きかかえるシーンで泣けてしまった。私は妻に悟られないように眼鏡を直す振りをしながら必死に涙をぬぐった。しかし一度弱くなった涙腺はもうどうにも止まらない。結局私たちは試写室から人がいなくなるのを待って外に出るはめになった。

う皆さんはこの映画をごらんになっただろうか。私はこの映画を一人でも多くの人に観てもらいたいと、勝手にボランティアプロモーターを買って出ている勝手連だ。先日も武道館で行なわれたコンサートに出演する機会を得たので、妻と相談して出演アーティストに1枚と限定されている席置きのチラシに「パッション」のチラシを入れさせてもらった。ユーミン、矢野顕子、大貫妙子、今井美樹、森山良子、佐野元春、CHARA、bird・・などの出演アーティストの宣伝チラシに混ざって、いばらの冠をかぶったキリストの顔が描かれている「パッション」のチラシを8000枚も配る事が出来た。もらった人は何でこんなチラシが入っているのか不思議に思っただろう。その中から一人でもこの映画を観に行く人が生まれたら・・・

信者にも観てもらいたいが、クリスチャンには特に見逃がさないでほしい。この映画を観たら現代のクリスチャンに失われている感動が呼び起こされるだろう。自分がクリスチャンとなったのは、こんなキリストの苦しみの上にあるんだと判ったら、信仰生活が活気付き、モノクロがカラーに変わるだろう。聖餐式の意味が新たにされ、今までになかった感動でそれを受けるようになるだろう。キリストの愛に圧倒されて喜びを伝えずにいられなくなる勝手連になるだろう。

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