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2001年8月 9日, 木曜日

『アメイジング』

chus_0108.jpg僕はアメイジングな日々を過ごしている。昨年の10月に「グルーブ・ダイナスティ」というコンサートで25年ぶりにポップスのステージで歌って以来「ティンパン」のレコーディングに参加、ツアーにもゲストボーカルとして加えられ、ついに自らのアルバムを、これも25年ぶりに録音することになった。先日は大阪では最大の野外イベント「ミートザワールドビート」に「小坂忠&フレンズ」で出演した。依頼を受けた時、コンサートが日曜というので、礼拝を休んで出演することは出来ないと一度お断わりをしたのだった。ところが礼拝を終えてからでもいいという事になり、土曜に大阪でリハーサルをして東京に帰り、日曜の礼拝のメッセージを終えてトンボ帰りをするという強行なスケジュールになってしまった。

演しているアーティストは今を時めくバリバリの人気者ばかり。しかし僕には誰が誰だかさっぱり分からない。まるで浦島太郎のような気分だった。きっと僕が分からないだけじゃない、皆も小坂忠 WHO?だったんだと思う。それが証拠にこのイベントの告知がインターネットで始まってから僕のHPへのアクセスが急激に増えた。多い日には1日に200件を超える程になった。きっと小坂忠 WHO?と思ったのだろう。コンサートのフィナーレにアメイジンググレイスを歌うことになった。これも主催者からの要望だった。陽が落ちかけて少し涼しくなった最高の場面だった。歌おうと思ったその瞬間、僕の目に美しい夕焼けが映った。その美しい情景の中でドリカムの美和さんと、会場の2万人の会衆と共に歌うアメイジンググレイス。なんともアメイジングな一時だった。

度10年前、'91年の7月20日に東京の有明コロシアムで「ジェリコジャパン」という1万人のプレイズコンサートを主催していた。ドームの屋根が開き始め、眩しい光が差し込んでくる中に、一羽の鳩が舞い降りてきた。美しい光景だった。そして次の日が牧師の就任式だった。それから丁度10年後に自分が立っている状況は思いもしなかった。

メリカのある新聞社が読者に金銭についての定義を募集したところ、選ばれたのは「金銭とは、天国以外のどこにでも行くことが出来、幸せ以外の何物でも手に入れることが出来るもの」という定義だった。今の時代に、キリストと共に人生を生きる事は愚かで損な事だと思う人は多い。しかし、信仰によって生きる事は、お金では買えないそれ以上のものを手に入れる人生なのだと私は確信する。自分の想像を遥かに越えた不思議の世界を、アメイジングという驚きと興奮をもって生きる人生なんて、感謝じゃないですか。

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